明けまして、おめでとうございます。

 

2020年(令和2年)となり、久しぶりにゆっくりできた冬休みも、もうあと数時間で終わりです。

 

去年は様々な事があって、開業以来最も試練の年でした。

でも、そこから学ぶことも多かったと思っています。

 

今年は、去年の経験から学んだ事を生かしながら、更に、医師としての在り方に磨きをかけ、スタッフと共に質の高い医療を提供できるよう努力していきたいと思っています。

 

 

今年も、よろしくお願いいたします。

 

 

 

<追伸>

今日、とても悲しい事がありました。僕のミスで、「院長のひとりごと*5」を消してしまったのです(涙)。

タイトルを移動させようとしていたところで、誤って削除キーを押してしまった。この記事は、昨年の最も苦しかった時期のつぶやきだったのでとても残念ですが、まあ、過去にとらわれずに前に進め!と言われているのかもしれませんね。

 

 

 

 

さあ、明日は仕事始めだ                       2020/1/5

 

 

 

 

 

 

わがままをお許しください

 

ずいぶん長い間、ブログを更新していませんでした。

 

 この数ヶ月は心身の状態があまり良くなかったため、充電期間と考えて、できるだけ無理をしないようにして来ました。

 本当に牛歩の如くゆっくりではありますが、一時期に比べると少しずつ快復して来ていると感じています。

 

 クリニックでは、月一回土曜日をお休みさせていただくことや、初診・再初診の患者様の受付を中断させていただくことは現在も続けさせていただいております。

 

 いずれも大変心苦しいことですが、今診させていただいている再診の患者様の治療の質を落とさないことや、今後も末長く精神科医療に携わらせていただくためにも、何卒、このわがままをご理解していただきお許しいただければ幸いです。

 

 

 よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

深く寛容な人になりたい                   2020/3/31

 

 

 

 

 

 

今、新型コロナウイルス(COVID-19)感染で....

 

世界中で大変な状況になっています。

 

 以前、未知のウイルスが人類を襲う内容の「コンテイジョン」という映画を観たことがあります。防護服を身につけた人が消毒したり大通りに人が歩いていないシーンは、まさに今各国で起こっていることと同じで、これは本当に現実なのか?と思ってしまうくらいの恐怖を感じます。

 

 おそらく、少なくとも数ヶ月前までは、こんなことが起こるとは世界中の誰もが予想していなかったでしょう。特に日本は、戦争もテロも凶悪犯罪も他国に比べれば非常に少なく、世界でも一番安全な国と言われてきました。ですから、明日が、一週間後が、一年後が、十年後でさえやってくるのが当たり前だと思って生きて来た。’人生100歳時代’なんていうことも言われていたくらいです。それは、この国が治安が良く極めて平和だったからでしょう。

 

 でも、僕もそうですが、明日が来ることがいつも保証されているわけではありません。さらに、その先なんかはもっと保証されてはいません。「一寸先は闇」と言うと大袈裟になりますが、新型コロナウィルスの感染が始まってから、一日々々が与えられていることのありがたさを改めて強く感じます。

 

 歳を重ねるにつれ、先が短いことを考え、できるだけ将来のことを考えず今日一日を大事にして過ごそうと考えて来ましたが、新型コロナウィルスの脅威が起こってから、よりその感を深くしています。

  

 『一日一生』.... そう考え、床に着くまでの生きている時間を大事にしながらできるだけ楽しく生きよう。そう思うようになりました。

その積み重ねが未来になる....そう考えています。

 

 

 

 

新型コロナは、まさに人類の難敵                 2020/4/3 

 

 

 

 

 

 

無能な政府

 

以前から、僕は安倍政権に対して様々な批判をしてきた。

 

その一番の理由は、国民目線に立った政治家では無いからだ。

 

 彼が今までやって来た政治は、(やたら長いだけで)自分や派閥を強固なものにし利権を守ること。それに尽きる。「モリカケ問題」、「2000万円年金問題」、「桜の会問題」、「東京地検定年延長問題」....

 どれも、全く国民の事を考えず、自分の利益と保身、傲慢さが招いた事件。今までの総理大臣だったら辞任してもおかしくないレベルの問題が未だにナーナーになってる。何度選挙しても国民が「選んでくれるから」、とても傲慢な国民不在の政治をやって来た。もう、今の日本は民主主義国家ではない。安倍政権の独裁政治と言っても過言ではないと思う。

 

 

   特に、新型コロナウィルスの問題が出てから、安倍首相を中心とした内閣の脆弱性と無能ぶりが、とてもわかりやすい形で露呈している。

 

 人は、危機的な状態になった時にその人の人間性がわかる。今の安倍さんを観ていると、何が一番大事なのかをわかっていないように見える。自分への評価を人一倍気にして、プライドが高く、決断力・判断力や想像力が乏しい。口は達者だが行動が伴わない。国民に対してはいつも上から目線だ。何で、こんな人を首相に選ぶ人がいるんだろう....?と首をかしげる。

 

 政治家にとって最も大事なのは、国民の立場に立って政治を行うことではないのか?いつも国民の健康や幸せを優先して、何をするべきかを考えるのが政治家であり一国の首相ではないのか?僕から見ると、安倍さんはそれを理解して政治を司ってるようには思えない。

 

 今、新型コロナの感染で国民が大きな不安を抱いている。その不安を少しでも解消するために、最悪の状況を考えて早め早めに対策を立て、国民に具体的に説明し実行していくこと。それが最も大事なのではないか?

 

 でも、今の安倍さんは、国としてこれからどうしていくのかはっきりとしたビジョンを国民に示さず、場当たり的に施策を行なっているようにしか見えない。国民に牛肉券や旅行券を配るなんていうことを考えていたと聞いた時は、マジでパロディじゃないか??と思った。そんな嘘のようなことを言ったかと思うと、今度は一世帯に2枚マスクを配ると言う。しかもガーゼの。馬鹿じゃない?

 

 WHO(世界保健機関)は、「マスクは予防にはならない。特に、ガーゼのマスクは全く無意味。世界的にマスクが不足しているので、マスクに対して過剰にならないでほしい」と言っているのに。

 

 こんな役に立たないマスクを、しかも家族の人数に満たない分いただいたって何にもならない。このどうしようもない政策だけで430億かかるという。しかも、これは全て国民の税金。僕たちの血税がこんな無駄な政策のために使われるなんてやりきれない。

 

  今、コロナの感染拡大によって経済的に逼迫している事業者や国民がたくさんいるはずだ。僕の地元でも、明日からどうやって生きていけばいいのか…と途方に暮れておられる方がたくさんいる....特に観光業界や飲食業は深刻だ。また、感染治療の最前線で命を張って奮闘している医療従事者がいる。そういう人たちにこのお金を使う方がよっぽど理にかなっている。

 

 いずれにしても、こうなってくると怒りを通り越して呆れる。安倍さん、大丈夫かな?と心配になる。失礼だが、頭がおかしくなってしまったんじゃないか?とさえ思う。こんなお粗末な対策しか出せないような無能な人物が日本のトップなのだ。国民は彼のように馬鹿じゃないから、「アベノミクス」をもじって「アベノマスク」という言葉も出てからかわれる始末。国民の安倍さんへの信頼が失われている証拠だ。

 「アベノマスク」…これは是非、今年の流行語大賞になってほしい。

 

 

    情けない....本当に情けないし、日本人でいることが恥ずかしい

 

 これから日本が、いや世界がどうなっていくのかわからず国民は不安になっている。既に、明日からどう生きて行ってよいかわからなくなっている人が大勢いる。今以上に感染が拡大すれば、倒産する企業が増え失業率も高まるだろう。それによって、国民の不安はますます強くなり、うつ病が増え、最悪な場合は自殺者も増えるだろう。

   

 だから、もっと想像力を働かせて国民の不安を解消するような施策をどんどん提案して実行していくべきだ。そのリダーシップを取るのが一国の首相なのだ。でも、今の政府は政策のスピードが遅すぎるし手ぬるい。

 

    もう安倍さんは信用できない。こんなお馬鹿首相に任せておいたらこの国はダメになる。

 

 

 非常事態宣言は今すぐにでも出すべきだ。

 本当は2週間前の状況で出さなければならなかった。東京都では今日1日の感染者が124人。もう医療崩壊は起きている。そもそも、日本の医療体制はパンデミックな感染症には極めて弱い。そのような事態を想定して病院構造や医療機器や専門家が整備されていないからだ。

 

 非常事態宣言は、オーバーシュート(感染爆発)が起こってから発令しても遅い。その前に出して「医療崩壊」を抑え込まなければならないのだ。

 でも、安倍さんは全くわかっていない。安倍さん自体が平和ボケしたおぼっちゃま首相なのだ。だから、いざとなると冷静な決断ができないし、冗談だろ??と言うようなとんでもない施策しか提案しない。だから、国民はますます不安になる。

 

 内閣の諮問機関である専門者会議も何をやってるんだろう?専門家集団というからさぞかし感染症のエキスパートが揃っていると思うのだが、なぜ非常事態宣言を進言しないのだろう?何のための専門家会議なんだろう?皆、安倍さんに「忖度」して言いたいことも言えないのだろうか?

 

 

 マスコミもマスコミだ。視聴率が大事なのか、毎日感染者と死亡者の増えた数を強調するような報道をしている。実際は、罹患した人でも無症状か軽い症状で快復する人がほとんどだし、入院した人でも7〜8割は退院しているのに。これでは、視聴者の不安を煽っているだけじゃないか?マスコミの役割や影響の大きさをもっと真剣に考えて報道してほしい。

 一局くらいは、回復した人達の事を詳細に報道するテレビ局があってもいいんじゃないか?と思う。こういう点からも、日本のマスコミはとてもレベルが低いと思う。

 

 「不要不急の外出は自粛して」と政府は言うが、そんな生優しい指示ではダメだ。なぜなら、国民への「要請」では、国民の自己判断に任せられるからだ。このような指示だと、人は様々な思惑で行動するから、感染拡大を予防することはできない。そうなると、国民はますます不安になるし、一番大変になるのは各自治体だ。

 

 現に、東京や大阪といった都会から長野県に避難してくる人たちが急増しているそうだ。いつもなら、別荘族もGW頃にチョコっと来るくらいだが、軽井沢は季節外れの賑わいになっているという。こんなことを許していては、感染はどんどん拡大してしまうだろう。もし、他県から移住する理由がコロナウィルスに感染したくないということなら、移動はできるだけ控えてほしい。感染から逃れたいという気持ちはわかるが、移動すればするほど、ウィルスの思う壺。感染はどんどん広がる。特に、長野県を含め地方は医療機関の数が圧倒的に少ない。もし、地方でオーバーシュート(感染爆発)が起こってしまえば、簡単に医療崩壊が起きる。そうなれば、地方の地元民だけではなく移住者も困るだろう。彼らも何のために移住してきたのかわからなくなるだろう。これはアイロニーだ。

 

 もう、各自治体に任せている状況ではない。国が先頭に立って「命令」しなければならない。外出禁止命令(ロックダウン)を出すくらいの覚悟を決めなければならない。既に、そういうとてもヤバい時期に来ているのだ。だから「非常事態宣言」が大事なのだ。このままの状態が続けば第2のイタリアになるだろう。いや、イタリアよりもっとひどくなるかもしれない。なぜなら、日本の人工呼吸器の保有台数やベッド数はイタリアよりも少ないからだ。

 

 

 

   僕は、コロナの問題が起こってから、毎日の些細な悩みがどうでも良くなった。そんな些細な悩みをクヨクヨしてる場合じゃない。もう、明日が来るかどうかわからないのだ。

 だから、今やっておきたいことはやっておく。今言っておきたいことは言っておく。今大事にしておきたい人は大事にする。

 

 

 

 僕たち人類は、このウイルスに勝てるかどうかわからない....

 

 今は、まさに戦時中....そう考えて毎日を大切に生きた方が良い。それくらい、今この地球という天体....とりわけ、人類には危機が訪れている。

 

 

 

 

一日一生                         2020/4/4

 

 

 

 

 

   

平和ボケ

 

 日本は平和すぎた。第二次世界大戦後は、戦争もないし、テロもない(オウム真理教の「サリン事件」くらいか)。凶悪犯罪の数も世界の中では極めて少ない。だから、誰もが、明日も明後日も、一ヶ月後も一年後も....来るのが当たり前だと思っていた。

 

 ところが、新型コロナウィルスの感染が拡大してから状況は一変した。将来が保証されているのは幻想だということを、僕たちは嫌でも思い知らされている。そこへ、日頃からの生活苦から来る不安も重なり、とても大きな不安になってる。あるデマから始まったトイレットペーパーやティッシュ、除菌クリーナーや消毒液、保存食品等の買い占めが始まった現象は、将来どうなるかわからないという不安があるからだろう。つまり、それまで未来が保証されていることを当たり前だと思っていたことが当たり前ではないんだという不安から来ているのだと思う。

 

 日本人は、こういう、生きるか死ぬかという状況に置かれた経験が乏しいために(戦争を体験しておられる年代の方を除いて)、新型コロナウィルスの感染拡大のようなことが起こると簡単にパニックになってしまう。それが、日用品買い占め騒ぎの本質だろう。

     

 

 新型コロナウィルス(COVID-19)は人類にとって未知のウイルスだ。人類は今まで、こんなタチの悪いウィルスに会ったことがない。だから、将来どうなるかわからない。たとえウィルス学の専門家でも、将来どうなるかを正確に予測することは難しいだろう。

 

   

 ならば、明日の事は考えない。将来のことは心配しない。明日や未来がどうなるかなんて誰にもわからないからだ。考えても答えが出ない事を考えることは不安をどんどん増やすだけだ。何のメリットにもならない。そもそも、コロナウィルスの問題が起こっていなかったとしても、将来があるという確かな保証なんて何処にもないではないか?

 

 だから、今日一日....寝るまで....無事に少しでも楽しく過ごせるにはどうしたら良いか?それだけを考える。そして、それを毎日続けていく。そうすれば、それが未来になる。

 

 一日々々を大切に生きる。明日のことを考えずに。

 

 明日でさえ保証されていないのであれば、今こそ、そういった生き方が大切なのではないだろうか?

 

 

 

 

コロナは大切なことを教えてくれている           2020/4/7

 

 

 

 

 

緊急事態宣言

 

昨晩、安倍首相は「緊急事態宣言」を出した。やっと。

 

 しかし、その内容は、従来の非常事態宣言と何処が違うんだろう?と思わされるようなビジョンがはっきりしないものだった。人と人の接触を8割減らすといっても、最低限生活はしていかなければならないから、とても非現実的な目標ではないか?

 

 「ロックダウン(都市封鎖)」はこの国では出せないと安倍さんは言った。どうして出せないんだろう?都市封鎖....確かに、このような状態になったら僕たちはとても困ってしまう。国民の行動の自由を奪うという点では憲法違反にもなるだろう。

 しかし、他国が国民も我慢してやっているように、人の動きを完全にシャットアウトすることをしなければ感染の拡大を食い止めることはできない。感染者数が日に日に増してもう医療崩壊が始まっている現状では、やむを得ない措置だと思うのだが....

 でも、安倍さんはやろうとしない。安倍さんの政策を見ていると場当たり的で経済的にダメージが少ない必要最小限のリスクで乗り切ろうとしているように見える。もちろんそれができれば最高だろう。しかし、このウィルスはそんなに甘くない。

 

    しかも、緊急事態宣言は、安倍さんが宣言した後の対応は対象の自治体の知事に任せるという。こんなことでは各自治体によって対応がまちまちになるだろうし、現に今日の報道でも、都知事と政府や各知事の間でも見解が違うといった、明らかに準備不足が否めない状態が露呈している。緊急事態宣言の発令の前にかなりの時間があったはずなのに、そういう大事なところをきちんと詰めていないのだ。いったい、何をやっているんだろう?こんな低レベルなことをやってるから、国民の不安はいつまでも軽くならないのだ。

 

    緊急事態宣言後の記者会見で、あるイタリアの記者が、各国がやっているようなロックダウンしないで、もし失敗したら、首相は責任を取るのか?という質問をした。それに対して安倍首相は、この国ではロックダウンできないし、感染症対策がたとえ失敗したとしても責任を取る取らないの問題ではないと言った。

 

    安倍さんにとっては、緊急事態宣言なんてその程度のものなのだ。

    自分から国民に対してかなりの制限をお願いしておきながら、その責任は取らないと言う....。

    一国のリーダーならば、国民に不自由を強いるならば、自分も腹をくくって自分の首をかけるくらいの覚悟をすべきではないのか?居酒屋やバーといった飲食店には半強制的に営業を自粛させても、彼ら国会議員は給料が保証されている。これって不公平ではないか?緊急事態宣言を発令したことで明日からどうやって生きていけば良いかわからない人達がたくさんいるわけだから、その人達の保障をきっちりすることが不可欠だし、これを機に国会議員の給料も減額するくらいの覚悟を示すべきじゃないのか?そうでなければ国民は納得しないだろう。一体何処まで無責任な総理大臣なんだろう?

 

   緊急事態宣言は、首相自らの政治生命をかけて臨むくらいの気構えがないとできないものだ。首相が腹を括るからこそ、国民もその固い決意にできるだけ応えようとするのではないか?それができない安倍さんは、どうしようもないくらい器が小さな人だ。

 

    

   緊急事態宣言は国の代表者である安倍首相が発令したのだから、自治体任せではなく、国(政府)が明確な方針を打ち出し、それを国民にきちんと説明し国が責任を取るくらいの基本的な考え方がなければおかしいと思う。

 

   僕は、数百億円をかけて「アベノマスク」を配るよりも、ロックダウンを宣言して国民の移動を一時的にシャットアウトし、そこで生じた国民の損失負担は国が責任をもって行うくらい強行な対策をとるべきだと思う。感染予防には何の役にも立たない「安倍のマスク」に国民の税金を投じるのは、全くもってナンセンスだとしか言いようがない。

   

 それと、このコロナ危機の時に、なぜ経済対策という言葉が政府から出るんだろう??先日の安倍さんの記者会見の際も、経済対策として一家に2枚マスクを配るということを言っていた。マスクを配る事が経済対策になるのか??という議論はさておき、今は経済対策なんて言ってる場合ではないのではないか?まずは、コロナの感染拡大阻止と感染者の治療(国民の健康を守ること)が優先されるべきではないのか(もちろん、感染拡大を防ぐための政策で国民の経済的な損失が生じた場合の保証を国がすることは先述した通りだ)?国民の健康が保障されてこその経済対策だろうから。

 

   

 

    …結局、安倍さんは、この国のために今まで何をやってきたんだろう?

 歴代総理大臣の中で在任期間は最も長いが、国民の記憶に残ることは何一つしていないと思う。彼が退任した後は、無能で判断力・決断力に乏しくケチというイメージしか残らないのではないか?

  敢えて失礼を顧みず言わせていただけば、今までの総理大臣の中で史上最低最悪の首相....それが安倍晋三だと思う。

 

   こんな首相を選んでしまった国民も国民だ。僕たち国民は、もっと冷静で厳しい視点から政治家の能力を見極められるようになっていかなければならないのではないか?もっと、政治家をチェックする「眼」を持たなければならないのではないか?

 

    その点を忘れてしまったら、この国は世界から信用されなくなるし、どんどん衰退していくだろう。

 

 

 

 

日本人であることが恥ずかしい                  2020/4/7

 

 

 

 

 

 

 

今、何をすべきか?


では、今、国は何をすべきか?

僕は、以下の四つを早急に行うことが大事だと思います。

① PCR検査を全国民が受けられるように検査体制を整え、陽性者を早く見つけ隔離・治療すること。
②ロックダウン(移動制限、都市閉鎖)を行い、人の移動を極力抑えること。
③医療機関に予算を投じて、感染者の隔離・治療が充分にできるよう医療体制を整えること。
④上記によって国民に経済的な支障が出た場合は、国が責任を持って保証する仕組みを作ること。

  今日本が発表している感染者数は、海外に比べて少ないですね。安倍さんは、先日の緊急事態宣言後の記者会見で、それを得意げに述べながら現在の感染対策を正当化していました。でも、これにはからくりがあります。感染者数とは新型コロナウィルスの陽性反応が出た人を言いますが、そもそも日本では感染しているかどうかを判定するPCR検査の検査数が海外に比べて極端に少ないのです。だから、感染者数が他国より’少なく見える‘のです。ですから、今までの感染対策が功を奏しているなんて悠長なことを言っていたら大変なことになるのです。国は、検査数を増やしたら医療機関に患者が殺到しパニックになるからやらないと考えているようですが、それはとんでもない誤りです。

  PCR検査を受けていない人の中に不顕性感染(感染しているのに症状が出なかったり目立たないこと)の人が一定割合います。その人達は自分が感染しているとは思っていないので、あちこちに移動しクラスター(感染者集団)を作ります。このウィルスが怖いのは、一見健康で元気そうな人でも感染している可能性がある(感染者の中で一番健康そうな人が最も感染力が強いという説もあります)ということです。そして、その人達は活動的ですから、様々なところに移動してウイルスをばら撒き感染者を増やします。
   
  ですから、ただ外出を控えるようにと要請しただけでは感染者数は減らないし感染拡大は防げないのです。もうすでに、東京等の大都会を中心に、感染しているけれども症状が目立たなくて元気な人はたくさんいるはずです。そして、そういう不顕性感染患者はこれからもどんどん増えていくでしょう。その人達が行く先々でウィルスをばら撒き、クラスターを作り、周囲を感染させて抵抗力のない人達から亡くなっていくのです。このCOVIDー19という新型ウィルスはとても賢いウィルスで、羊の姿を纏った狼のように非常に怖いウィルスなのです。

   こういった理由から、今までのようなクラスター対策だけでは不充分です。一日でも早く、上記の三つをやるべきです。そうしなければ、感染者が爆発的に増え(オーバーシュート)、病院に患者が殺到し、治療を受けられない人達が溢れ、医療崩壊が起きるでしょう。実際、もうそれが一部の地域で起き始めています。

   だから、先日の安倍首相が発表した緊急事態宣言は遅すぎたし内容が生ぬるいのです。

   このままでは、日本は大変なことになってしまいます。

    安倍さんも専門者会議も政府も、この事がわからないのでしょうか?

   もしわかっているのに実行しないとしたら、これは国民の健康をないがしろにしたことになり、大変な罪になると思います。

 

 

 今すでに、世界中でCOVID-19という未知のウィルスとの戦いが始まっています。これはまさに人類とウィルスの戦争です。

 

 僕たち人類が生き残るためには、どうしてもこのウィルスとの戦争に勝たねばならないのです。

 そのためにも、世界中の国々の人たちが協力し合って知恵を結集しなければならないのです。自分の国の利益が....なんて言ってる場合じゃないんです。

 

 

 

 人類が勝つのかウィルスが勝つのか....

   

 

 僕たちは、このウィルスに勝たなければなりません

 そのためには、僕たち一人々々の、助け合いと、知恵と、勝てると信じる

 強い精神力が必要なのです







危機管理能力がゼロの日本政府                                          2020/4/9

 

 

 

 

               

日本のトップがどうして信用されないのか?

 

先日、安倍首相が緊急事態宣言を出した。

そこには、飲食業を中心とした営業自粛要請が盛り込まれた。

 

そこにはいくつかの疑問がある。

 

 首相が出した「要請」だが、最終的には該当する都府県の知事に判断を任せられる。これはおかしくないか?

 まず、首相という一国のリーダーが「緊急」という形で出したわけだから、もう各自治体が対応するレベルではなく、国が統一した対策を出さなければいけないのではないか?

 

 いくら緊急事態宣言が出たと言っても、国民はどうしても必要最低限移動しなければ生活が成り立たない。他県に移動せざるを得ないこともあるだろう。特に、日本の年度変わりは4月。だから、この1ヶ月間は、国民が転勤や入学等のライフイベント(人生での大きな出来事)で行き来が多くなる時期。だから、感染拡大型が他の時期以上に起こりやすい。そういうことも考えると、もう各自治体に対策を任せている状況ではないのではないか?

 

 現実に、各都道府県で子供たちの授業の始業時期が大きく違うことが起こっている。それに加え、ある地区で感染者が出ればそれまで予定していた授業が休校になり、「始まったけど、またお休み....」ということがあちらこちらで起こっており、現場の先生たちのご苦労は想像するに余りある。

 だから、自治体だけに対策を任せていれば、現場の教師も生徒がどうしていいか方向性が見えなくてパニックになるだろう(既に、もうなっている)。

 

 もう、国が教育や医療を含めた全国一律の基本方針を具体的に提示しリードしていくべき時期に来ているのではないか?

 

 

 

 

 

桜が満開                          2020/4/11

 

 

 

 

 

COVID-19(新型コロナウィルス)

 

突如発生したCOVID-19(新型コロナウィルス)....

こいつは、今まで人類が出会ったことがないとても厄介なウィルスだ。

 

 インフルエンザ等のウィルスと大きく違うところは、感染形態と重症化までのスピードだ。

 

 このウイルスは、感染しても全員が感染能力を持っているわけではなく、また感染していても症状が軽いか全く症状が出ない(不顕性感染)場合がある。例えば、10人の感染者がいたとしても強い感染能力を持っている人はこの中の2人くらいと言われている。感染能力が低い人では感染させる人数は1〜2人くらいだが、感染能力が高い人は一気に4〜10人程に膨れ上がる。

 ここで問題なのは、この感染能力が強い人の中で症状が出ないか、もしくは症状が軽い人がかなりの割合いるということだ。だから、実際は感染していても自分は気づかないし周囲もわからないから自由に移動する。そして、移動した先々で多くの人に感染させ、クラスター(感染者集団)を作る。

 感染経路がわからない患者がいるというのは、こういった不顕性感染者から感染したと思われるケースがかなりの割合であるからだ。

 

 しかも、感染後約1週間の潜伏期があるが、それを経て出る症状は喉の痛み、鼻水、全身倦怠感、微熱(37.5℃くらい)、軽い咳等なので、普通の風邪と見分けがつかない。ところが、放っておくと1週間も立たない内に両側の肺に肺炎を呈し呼吸困難となり、ひどければICUでの治療となる。もちろん、軽症で入院の必要がないケースも多いし、入院しても改善して退院できるケースも7〜8割いる。だが、高齢者で糖尿病や高血圧、心疾患、呼吸器疾患等の持病がある方は重症化する可能性が高い。

 

 まさに、COVID-19というウィルスは、「羊の顔をした狼」だ。

 

 元気な人にも感染して自覚症状がないので、誰にも気づかれずに広範囲に感染を拡大させる....このウィルスはとても賢いウィルスで、人類にとっては大変手強い相手なのだ。

 

 

 

 では、僕たち個人レベルではどんな対策があるだろうか?

 

うがい、手洗いを徹底し、栄養をしっかり摂り、しっかり眠る(抵抗力をつける)。

 

② 人との接触をでき得る限り少なくする。

 

③ ショッピングセンター等の人が集まる場所に行く場合は、人との距離を2m程とる。

 

④ 旅行や不必要な移動(移住も含む)を控え、行動範囲を制限する。

 

必要以上に感情的にならない(今年の冬だけで全米でインフルエンザで亡くなった人は12,000人)。常に冷静に考え、買い占めには走らない。

 

⑥ 過剰に「マスク、〜」と騒がない。WHO(世界保健機関)は、「マスクに過剰にならないでほしい。マスクをしていてもウィルスは簡単に通過する。だから感染予防にはならない。世界的にマスクが足りないので必要な人に行き渡るように協力してほしい」という声明を出している。マスクが本当に必要な人は、感染者(咳やくしゃみで唾液とともに大量に飛沫することを防ぐのがマスクの役割)、花粉症の方、医療従事者。その人達に充分に行き渡るように、できるだけ健康な人はマスクの使用をやめるか減らす。そのかわり、上記①を徹底させる(先日、「 NHKスペシャル」で厚生労働省が召集した感染症対策チームの特集を放映したが、そのメンバーもほとんどの人がマスクを着用していなかった)。

 

⑦ 人が多く集まる場所や1m以内ので濃厚接触する場所は避け、換気をしっかりと行う。

 

⑧ 外出自粛ムードがあるから自宅に引きこもりがち。気分も沈みがちなので、庭へ出てガーデニングをしたり、畑仕事、草取り等を生活に取り入れて

いく。家族で遊べるようなゲームやレクリエーションを考える。不安を煽るようなTVはできるだけ観ない方が良い。特に子供には観せない。

 

⑨ 風邪の症状がある場合は、まずかかりつけ医(内科)に電話で連絡して症状を伝え指示を仰ぐ(アポなしで受診すると感染者と被感染者が待合室で同居することになり危険。医療機関がパニックになる)。

 

⓾ 自分が感染しないようにすることだけではなく、自分が感染していたら?と常に考え行動する。

 

 

 

 世界中の人たちが知恵を出し合って、この強敵との闘いに必ず勝ちましょう!

 

 

 

 

どんな時にも桜は咲く                    2020/4/11

 

 

 

 

 

人間の奢り

 

今僕たち人類は、第二次世界大戦以来の「戦争」...COVID-19というウィルスとの戦争を闘っている。

 

 そもそも、このようなウィルスと戦わなければならなくなったのは、僕たち人類が、森林を破壊し、普段は接することがないような動物と接触したり、温暖化によって異常気象が頻発し、それによって、今までに出会ったことがないようなウィルスに出会う確率を高くさせてしまったからではないだろうか?

 

 つまり、人間の奢りによって自然を破壊してきたこと....そして、それによって自然界のバランスを乱してしまったこと....そのツケが、今巡ってきてしまったのではないだろうか?

 

 僕たち人類は、自分たちの生活が便利で豊かになるためには、他の生物達の犠牲を顧みず、欲望に任せて「人間ファースト」で文明を築いてきた。しかし、その傲慢なやり方が、(もし存在するとしたら)神の怒りに触れてしまったか、あるいは、増えすぎた人類の数減らしを「自然界の偉大なる力」の摂理によって行われようとしているのか....

 

 いずれにしても、このCOVID-19ウィルスとの戦いは、僕たち人類が他の共生してきた生物達の存在をないがしろにしてきてしまった結果としか思えない。

 

 今僕たちは、地球上で最強の生物と闘っている。

 

 

 今僕は、人間以外の生物達を、そして、僕たちの生命を創造し育んでくれた地球という奇跡の天体を裏切ってしまったことに謝りたい気持ちでいっぱいだ。

 

   もう、遅きに失した感はあるが....

 

 

 

 

地球よ....ごめんなさい                    2020/4/11

 

 

 

 

 

 

これから心配なのは....

 

CONID-19ウィルスとの闘いはまだ始まったばかりだ。

まだまだ感染者数は増えるだろう。

 

 今はまだ僕たちに緊張感があるから保てるが、このウィルスとの闘いは長期戦なので、今年の秋ごろが心配だ。ただでさえ”ウィルス不安”があるのに、夏の暑さや長雨、巨大台風によってその不安がさらに増幅され、秋以降にうつ病や不安障害が増えるのでは?と心配している。また、感染が広がるにつれ、倒産やそれに伴う失業、リセッション(景気後退)が起こるだろう。そうすると、これまで減少傾向にあった自殺者数も増加に転じるのではないか....?職業柄、どうしてもそんなことも考えてしまう。

 

 でも、そんな人たちの心の状態を少しでも癒して差し上げるのが僕の仕事。

 

 いかん、いかん....

 

 あまり先のことは考えないようにしよう。

 

 

 『一日一生』

 

 一日々々、一生と思って生きる。

 

 今まず、目の前のできることをやる。できるだけ楽しんで。

 

 コロナが流行しようとしまいと、所詮、いつかはこの世を去るのだから。

 

 

 

 

 

水仙が、コロナなんて....と咲き誇ってる           2020/4/12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11歳になりました

 

クリニックを開業させていただいたのが、2009年4月13日。

それから、丸11年経ちました。

 

昨年一年間は、開業以来、最も辛い一年でした。

心身の不調が一気に出て、生まれて初めてしっかりとした病名がつく病になり、自分の仕事のやり方や生き方を再考させられる一年でした。

 

でも、この辛い経験は、私に必要だから与えられたのだと思っています。

子供の頃から、辛ければ辛いほど、苦しければ苦しいほど、「こんちくしょう!」と言って燃えるタイプなので、今回の経験は必ず僕の基礎体力になっていくと思います。

 

今年は、この経験を生かして、ひとまわり大きくなった人間、精神科医として飛躍する年にしたいと思います。

 

これまで支えてくださった患者様、スタッフ、薬局、その他多くの皆様に、改めて感謝申し上げます。

 

今のクリニックは、僕一人では成り立ちません。たくさんの方々の御力と励ましによって成り立っています。

 

これからも、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

コロナは嫌だけど、やっぱり春はいい             2020/4/13

 

 

 

 

 

やっぱり、安倍さんは....

 

わかってないな....

 

安倍さんは、星野源さんの動画に、自宅で寛ぐ自分の写真をコラボさせて発信した。

星野源さんに何の断りもなくというマナー違反もさることながら、その発想自体が国民の感覚とスレているとは微塵にも思わなかったんだろうね(汗)。

 

今、国民は、COVID-19ウィルス感染拡大阻止のために外出自粛の要請に応えて不安を抱えながら毎日を送っているのに、自分は悠々と自宅のソファーで寛いだり読書したりする写真を掲載したことで炎上してる。

 

当たり前じゃないか!

 

こんなことをしたら、国民が不快に思うということは想像できないんだね。

やっぱり国民感情とズレている人だ。

こんなに国民の心境がわからない人が、一国の政治を司ることができるはずがない。

 

 

昭恵夫人は夫人で、非常事態宣言が出て国民に外出の自粛要請をしてる時に、大分まで団体のツアー旅行に参加してる。その理由は「コロナのために行くところがなくなっちゃたから....」だとさ。

 

もう呆れちゃうね。

あまりにもおかしすぎて、言葉が見つからないよ。

 

 

 

 

もう、この国の政治家は終わってる                2020/4/15

 

 

 

 

 

 

 

これからの時代に必要な能力

 

それは....

学校でのお勉強の成績が良いことではない。

偏差値の高い高校や大学に受かることでもない。

お金をたくさん持っていることでもない。

高級車に乗っていることでもない。

一軒家に住んでいることでもない。

高い地位についていることでもない。

 

 

サバイバル能力....

これが大切になるだろう。

 

 

これからもCOVID-19のような未知のウィルスは出てくるだろう。

温暖化によって集中豪雨や巨大台風もやってくるだろう。

巨大地震も起こるかもしれない。

 

 そんな時、社会の混乱やデマに惑わされず、いかに冷静に考え行動できるか。

 そういう冷静で強靭な精神力と行動力が最も大事な能力だろう。

 

 そのためには、幼少期から辛い経験をできるだけたくさんしておくこと。これが大切だ。人は、辛く苦しい経験をし、それを乗り越えることで心身が鍛えられる。だから、子供時代はしっかりと叱られてしつけを受け、家庭や友人の間の人間関係の問題で悩み、自分の頭で考え、それを乗り越えていく経験をたくさんしておくことだ。

 「かわいい子には旅をさせろ」、「親獅子が子獅子を崖から突き落とす」ということわざがある。

 ちょっとした事で虐待だのパワハラだのと言われてしまう現代社会では、このようなことわざはいささか厳しすぎるように感じるかもしれないが、人は辛い経験を乗り越えなければ強くなれないこと、子供が強い大人に成長するために必要な事を考えれば、このことわざは現代人に大切なことを教えてくれていると思う。

 ただ、見せかけの優しさだけではダメなのだ。

 

 

 

 

 

コロナが猛威を振るっている               2020/4/18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人の器はピンチになった時にわかる

 

アイルランドの首相バラッカー氏。

首相職の前は医師だった。

彼は、国民が新型ウィルスで苦しんでいることを憂い、国の執事は副首相に任せて医療現場に復帰し、現在、治療の最前線で治療にあたっているそうだ。

なんて、かっこいい首相なんだろう!!

 

また、スウェーデンのカール・フィリップ王子の妻ソフィア妃は、ストックホルムのソフィアへメット病院で新型ウィルスと闘っている医療従事者のサポートをするために研修を受け、現在病院で働いているそうだ。

 

いずれもすごく素敵でかっこいいじゃないですか!

 

星野源さんのYouTubeに便乗して自宅で寛ぐ様子をアップした、我が国の首相(安倍さん)と何と違うことか!!

 

安倍さんは、一度でも、治療の最前線の医療現場を応援に行ったことがあるのだろうか?少なくとも、僕の記憶では、そのようなことを報じられたニュースはないと思う。

あまりにもレベルが違いすぎる....(涙)

 

きっと、アイルランドやスウェーデンのように国のトップが自分の身を挺して闘っている姿を見たら、国民もついて行こうと思うだろう。国民が何をすべきか?と考えるだろう。

 

僕は、今ほど日本人であることが恥ずかしいと思った事はない。

 

 この国のトップ安倍さんは、汚職にまみれ、汚職がバレそうになると資料を改竄・消却・隠滅し、罪を他人のせいにし(「蜥蜴の尻尾切り」)、はたまた、国が危機的な状況になると右往左往して場当たり的な対策しか出せない戦後最悪で無能な首相。また、国民に外出の自粛要請しているにもかかわらず、我関せずと奔放に飛び歩いている首相夫人。

 

 こんな首相をどうして国民が選んできたのか!僕は、今までの選挙で自公民に一票を投じてきた人たちに聞いてみたい。「どうして、こんなレベルの低い自公民を選んだのですか?」と。

 

 

 今日のニュースを見ていてさらに腹が立ったのは、全国に緊急事態宣言が出された後、ある閣僚が、「パチンコ店や飲食店など、まだ営業を自粛要請した業種の中に営業している店があるのは残念だ」と述べていたこと。だって、当たり前じゃないか。店を閉めれば、こういう業種の人たちは明日からどうやって生活していくのか?

 

 首相(国のトップ)が国民に営業を自粛しているのであれば、まず、休業補償をすべきではないのか?本来ならば、緊急事態宣言と休業補償はセットで行われるべき政策ではないか?

 

 なのに、営業している人たちがおかしいという、あたかも国民に責任を転嫁するような言い方は、あまりにも冷たくないか?この点について記者から質問されると、経済再生担当大臣は「休業補償は、これから検討しなければならない問題だと思っております....」だと。いったい何を悠長なことを言っているのか? 

 

 国民に外出や営業を自粛したのなら、明日から生活していくことができない人たちがたくさん出てくるのは想像すればわかることだ。それなのに、その対策を「これから」検討するだなんて。なんてスピード感のない内閣なんだろう。

 

 本当に国民の目線で政治を行っているのだろうか?自分たちは、自粛要請といっても給与は保証されているし倒産もない。でも、国会議員の給料は全て僕たち国民の税金から払われているんだよ!

 だから、国民のために自らの身を削って奉仕するのが政治家であり国会議員ではないのか?今の政治家の答弁を聴いていると、とてもおごっているように思うし、何か人ごとのように聞こえる。

 

 だから、国民は呆れ、絶望し、いつまでたってもウィルスの不安は消えず、国民が一丸となってウィルスに立ち向かおう!といったようなモチベーションが生まれてこないのだ。

 

 

 今の国民の不安の本質は、コロナへの不安というよりも、毎日の生活の不安、長引く景気の不安、社会保障制度への不安、老後への不安が積りに積もったモヤモヤ感ではないのだろうか?

 元々あったその不安の塊が、新型ウィルスの出現によって、それが触媒となり、さらに大きな不安(恐怖)になっているのではないか?

 

 

 いずれにしても、今の大バカ首相やおバカ内閣に政治を任せておいたら、新型ウィルスの感染拡大は止められないだろう。いずれ、オーバーシュート(感染爆発)は起こるだろうし、医療崩壊になるだろう。

 そうなれば、日本の医療体制は根幹から崩壊し、経済はズタズタになり、倒産や失業者が増えるだろう。そして、今年の秋〜冬頃にはうつ病や自殺者が急激に増えるだろう。

 

 

 僕は、そんな悪いシナリオのようにならないように、頑張る!!

 少なくとも、今治療させていただいている患者さんは、必ず守る!!

 

 これが、今僕に与えられた精神科医としての使命だ。

 

 

 

 

 

首相や政治家を反面教師にしよう!              2020/4/21

 

 

 

 

 

 

コロナの立場に立ってみたら

 

 今、当院通院中の患者さんの中で、「コロナ不安」もしくは、「コロナノイローゼ」と表現しても良いような方が増えているように思います。

 

 社会全体が不安に覆われ、皆、浮き足立っているように思います。過剰にピリピリしているように見えます。

 

 このような時は、一回、コロナウィルス の立場になって考えてみたらどうでしょう?

 

 もし、コロナウィルス だったとしたら、人間がどういう状況になってくれたら好都合でしょうか?それは、人間が慌ててくれて、どうして良いかわからず、どんどん不安が大きくなっていく状況ではないでしょうか?過剰に不安になり、疲れが溜まっていき、うつ的な状態になれば、抵抗力が下がってウィルスが体内に入りやすくなるからです。今でも、ウィルスはそういうタイミングをじっと待っているかもしれません。

 

 それならば、僕たちはウィルスに対してどのように対処すれば良いのでしょうか?

 

 まず、冷静になること。

 慌てふためいて不安が増大すればウィルスの思う壺だからです。

 次に、毎年冬のインフルエンザの流行で僕たちがやってきたように、『うがい・手洗いを励行し、栄養を摂ってよく寝ること。また、人混みはできるだけ避けること』ではないでしょうか?僕たちは、インフルエンザが流行した時、クラスで何名か感染者が出たら学級閉鎖もしてきました。これらは皆、今、国が推奨している対処法です。

 

 新型コロナウィルスに対して僕たちが今行っている対処法は、インフルエンザへの対処法と本質は同じなのです。

 

 ですから、もう少し落ち着きましょう。

 

 常に冷静でいて、うがい・手洗いをしっかりと行い、栄養と睡眠をしっかりとって抵抗力をつけておくこと。そして、可能な限り人との接触を避ける。そうすれば、コロナは人間に感染する術を失って困るでしょうし、彼らの思い通りにはならないでしょう。所詮、ウィルスは、宿主の体内に入らなければ生きながら得ないのです。

 

 ですから、想像力を働かせて、コロナが困って苦しむことをやれば良いのです。

 

 皆が一丸となって、新型コロナと闘いましょう。

 

 

 

 

 

コロナにも弱点はある                        2020/4/21

 

 

 

 

 

 

 

これは地球が怒っているのか?

 

新型コロナウィルスCOVID-19のパンデミック。

 

4ヶ月前まで、世界がこのような状態になるとは誰も想像し得なかっただろう。

 

僕たち人類が滅びるとしたら、温暖化が進み自然災害が起き、徐々に人類が環境に適応できなくなって滅びていく....そう考えていたのではないか?

まだまだ時間はある....そう簡単に考えていたのではないか?

 

しかし、この4ヶ月で世界は一変してしまった。

今僕たちは、将来の人生の不安と『死』を身近に感じている。

いつ感染してもおかしくない状況。増え続ける感染者。残念ながら亡くなられる方もいる。皮肉なことに、人間が動くと感染拡大のリスクが高くなるから、必然的に自宅に籠る生活になる。そのために、全ての人間の生産活動が麻痺してしまっている。

 

 

 そもそも、今まで、人間が出す排ガスはなかなか減らなかった。アメリカは排ガスを国際的に規制したパリ協定から脱退してしまった。このように、今の世界はバラバラだ。自国さえ良ければと言った保護主義が目立っている。社会も、自分さえよければという個人主義がまかり通ってる。こんな人間に任せておいたら地球温暖化は喰い止められない。地球が破壊されてしまう。

 

 それを見越して、地球上の生態系を守るために、『自然界の法則』あるいは『自然の大いなる摂理』なるものがはたらいて人間の数を減らし、地球全体の環境を良好な状態に回復させようとしているのではないか?

 

 新型ウィルスの出現によって世界規模で人間の生産活動がストップした。それにより、皮肉なことだが、今、CO2の排出量はきっと物凄く減っているだろう。現に、最近の石油価格は今まで聞いたことがないところまで暴落している。売値がマイナスだ。買った人の方が儲かるという過去にも例を見ない逆転現象が起こってる。それくらい、人間の生産活動がストップしているということだ。

 

 人間に任せていたらこの地球という天体は滅びてしまうかもしれない。だから、『地球の大いなる摂理』が働き、新型コロナウィルスを出現させ、もう一度バランスの取れた生物体系を取り戻そうとしているのではないか...?

 

 そう考えたら鳥肌が立つような感覚に襲われた。

 

  今こそ、お互いが助け合って、国同士が協力し合って、この新型ウィルスとの戦いに勝たなければならない。あるいは、このウィルスとうまく共存できるような方法を見つけなければならない。もう、ミサイルを撃ってる場合じゃない。嫌いな人への憎しみを引きずってる場合じゃない。

 人類全体が思いやりを持って助け合わなければ大変な結末になってしまう時が来ている。

 

 僕たち人類にとって、今は、地球という天体の生物として生きながら得させてもらえるかどうかのまさに瀬戸際なのだ。

 

 

 

 

 

 

全て人間のおごりが招いた報いだ             2020/4/21

 

 

 

 

 

 

COVID-19 + IDIOT= "COVIDIOT"

 

 今朝のニュースで、GW中の飛行機の予約状況から、約6万人の人が沖縄県に行く予定で、沖縄県知事が今からでもキャンセルしてほしいと訴えているということを報道していた。

 

 正直驚いた。

 

 全国に緊急事態宣言が発令され、国民全体が外出の自粛を協力して行おうとしている真っ最中に、6万人もの人たちがそれを守ろうとしないなんて。日本人の民度がこんなに低いとは思わなかった。

 もちろん、必要に迫られてどうしても沖縄に渡らなければならない人もいるだろう。そういう場合は仕方ない。しかし、そんな特別な事情の人が6万人もいるとは思えない。おそらく、ほとんどは観光目的だろう。

 

 長野県でも同じことが起こっている。

 いわゆる「コロナ疎開」の人たちが、別荘を中心に都会から来ている。このGW中も多くの人たちが来るのではないか?と危惧されている。既に、軽井沢の商店街は多くの人で賑わってるそうだ。この事態を憂慮して、長野県知事や、軽井沢を擁する佐久市長、蓼科を擁する茅野市長が、来県を控えるように訴えているのだが....

 

 

 こういう人たちは、一体どういう考えで行動しているのだろう?ウィルスの感染が怖いから移住しようということなんでしょうね?

 

 もしそうなら、その発想は極めて自己中心的ではないか?

 なぜなら、その発想には、移住することで自分たちがウィルスを移動先に持ち込む可能性を想像する姿勢がないからだ。彼らの発想には、自分が感染したくないからという発想しかないからだ。

 そりゃあ、誰だって感染したくないよ!それは、沖縄県民や長野県民も皆同じ。そういう、移動先の人たちの気持ちを思いやる優しい配慮が彼らには欠けている。

 

 自分の子供や親、親戚、友人、恋人....

 実家が田舎にあって都会に住んでいるそういった人たちの中には、郷里に感染を持ち込みたくないために、家族や知人に会いに行くのを我慢しているケースを僕はたくさん知ってる。また、田舎に住んでいるも者にとっても、都会にいる自分の大切な人たちに「来ないで」という辛さはいかほどのものか....と思う。

 でもそれは、自分が感染することを防ぐだけではなく、大切な人に感染させたくないという愛情があるからこそできる判断だ。

 

 ところが、そういう深い愛情や思いやりで移動を自粛している人たちがいる一方で、自分たちのことしか考えないで行動する人たちがいる。本当に悲しいことだ。

 そういう軽率な行動をする人たちは、この新型ウィルスの怖さをどのくらい知っているのだろうか?

 

 このウィルスは、本当に怖い。

 

 感染力が最も強い人は、元気で自他共に感染者っぽくない人。ウィルスはこういう人たちの体内に入り込み、まだ潜伏期の段階から移動先で”クラスター爆弾”を落とし、多くの人を感染させる。そういう無症候性の感染者(キャリア)は、自分が感染していることを知らない。新型コロナウィルス の8割は症状が出ない、あるいは目立たない(感染者)キャリアだと言われている。

 だから、まさに、今旅行に行こうとしている’普通の人たち’の中にキャリアと言われる感染者がいる可能性は充分にあるのだ。だから、今は移動を自粛しなければならないのだ。自分がキャリアに会わないために。また、自分がキャリアであった場合、他の人を感染させないために。

 
 だから、僕たち一人々々が「自分は感染しているキャリアかもしれない」という自覚を持って行動しなければならないのだ。

  

 自覚と責任感、思いやりがとても大切なのだ。

 まさに今、自分自身の人間性を問われている。

 

 「俺一人くらいなら大丈夫だ」という発想は許されない。海外では、そういう身勝手な行動をとる人には罰金を徴収する国もあるそうだ。

 

 

 

 また.....今この瞬間にも、最前線で新型ウィルスと闘って治療している医師や看護師、臨床検査技師といった医療従事者がいる。僕の同僚にも何人かいる。

 彼らは、毎日、いつ自分が感染してもおかしくないという恐怖と戦いながら任務を全うしている。ある看護師は、これから仕事場に行く前、防護服に着替える時になるとブルブルと身体が震え始めるそうだ。自然に涙が溢れるそうだ。まさに、””戦場””に赴く気持ちなのだろう。

 

 そうやって、自らの使命感に支えられて必死に闘っている人たちがいるのに、一方では、GWだからといって外出自粛要請に従わずに呑気に行楽を楽しもうとしている人たちがいる。

 それって、ちょっとズレてないか?

 自分勝手すぎないか?

 

 

 

 

 イギリスでは、国の外出自粛指示に従わないで自分勝手に行動する人のことを「COVIDIOT」というそうだ。これは、新型コロナウィルスの学術名称である「COVID-19」と「馬鹿者」「愚か者」を意味する「 IDIOT 」という単語を合わせて作った造語で、「コロナウィルスを撒き散らす馬鹿者/愚か者」という意味で国民から軽蔑されているそうだ。

 

 

 いつの世にもどこの世界にも、このような自己中心的な行動をする人たちがいる。

 

 本当に悲しいことだ。

 

 今最も求められているのは、人間一人々々の責任感と思いやりであり、これ以上コロナの感染拡大をさせないという強い意思ではないか?

 

 それを、一人々々がしっかりと意識しないと、人類はこの新型ウィルスとの闘いに負けてしまうだろう。

 

 

 

 

「COVIDIOT」は自己中の大馬鹿者だ                2020/4/27

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしようもなく頼りない政府

 

国民は皆、こう感じているのではないか?

 

 今の国の感染症対策は、「いったい何をチマチマやってるんだ!」という感じではないか?全くスピード感がないし、感染症から国民をどのように守っていくのか....?それが一向に見えてこない。

 

 国がリーダーシップを取らずに各都道府県の知事に任せているから、知事も右往左往しているし各自治体がバラバラなことをやっている。国民一人々々に配る10万円の給付金についてもなかなか進まないから、ある県は独自に配給し始めている。今の政府を見ていると、どこか他人任せといった感が否めない。

 

 今僕が最も筋が通らないと感じているのは、緊急事態宣言を出して国民に休業を要請(パチンコ店やバー、飲み屋等の飲食業を中心に)しておきながら、その人たちの休業保証を国として責任を持ってしようとしないこと。

 これはおかしいじゃないか?店を休むことによってスタッフに給与を払えなかったり営業を継続できない事業者がたくさん出始めているというのに、どうしてその人たちを国が補償しないのか!!このままでは、自殺者がどんどん増えるよ(もう、今日一人焼身自殺をした方が出たようだ)!

 

 もう自治体に任せているレベルではないよ。国が率先してどんどん施策をスピーディに打ち出し国民を引っ張っていってほしいのに、安倍首相を含め今の内閣はそれができない。本当に情けない。

 

 

 以前にも述べたが、人は危機的な状況に立たされた時、その人の本当の人間力が顕(あらわ)になる。

 この国の総理大臣はこの程度の人間力でしかないということだ。

 もう腹を括って、自分の政治生命をかけるくらいの覚悟で思い切った施策をやっていかなければならないのに、彼にはそれができない。

 この程度の器でしかないということだ。

 

 では、歴代の総理大臣の中で、彼はどうして一番長い任期を実現できたのか?

 それは、日本が極めて平和だったからだ。その間に彼が何をしたか?

 ’アベノミクス’?....これは失敗に終わってる。社会保障の充実?....これも一向に進んでいない。東北の震災の復興は?....これも牛歩の如くといった感じ。

 じゃあ、彼はいったい何をやってきたのか?外交政策と称して各国を訪問し、握手外交をして来ただけだ。そこには、日本や相手国の具体的な利益は何もない。

 

 要は、彼がやって来た政治は「パフォーマンス政治」。「カッコつけ政治」

 一生懸命やっているように「見せかけて」、実は中身が伴わない見せかけだけの政治。

 一方で、彼が一生懸命エネルギーをつぎ込んだのは、保身のための「忖度内閣」「忖度官僚」を生み出すシステムを作ったこと。

 彼のために多くの人たちが犠牲になった。森友学園に端を発した財務省近畿支局では、改竄を命令された方が自殺で亡くなっている。しかし、その命令をした上司を含め安倍総理や昭恵夫人はお咎め無しだ。こんなにおかしいことが堂々とまかり通ってる「忖度政治」....それが、安倍さんがやって来た政治だ。

 

 

 今日、NHKのニュースで、「憲法改正」についての国民の意識調査の結果の内容をやっていた。

 一瞬、違和感を感じた。

 こんなに新型ウィルスで国民が大変な状況になってるのに、何で今、「憲法改正」なの??

 その内容を聞いて、新型ウィルスによるパンデミックな状況になったときの「緊急措置法」を盛り込むための憲法改正と分かったが、どうも、きな臭いと思った。

 

 最近安倍さんは、「憲法上限界があるから」とか「憲法上無理だから」ということをしきりに述べる。これは、新型ウィルスに対する施策として憲法を改正して緊急措置法を入れ、そこから、自衛隊を軍隊として明記し憲法第9条も変えようという魂胆があるのではないか?しかも、この時期に憲法改正のアンケートをとりニュースにするNHKの報道のあり方にも違和感を感じる。 NHKも内閣から報道を指示されているのではないか?

 

 安倍首相になってから、内閣人事局が官僚の人事をコントロールするようになり、TVや新聞での報道も官邸の意向で動く官邸記者が他の民間記者を牛耳っている。つまり、官僚も報道(マスコミ)も首相への「忖度」で動いている。だから、僕はマスコミを信用していない。報道の内容は鵜呑みにしないようにしている。なぜなら、政府にとって都合の悪いことは報道されないからだ。

 

 日本は民主主義国家ではなくなってしまった。

 

 今僕たちは、政府の言うことやマスコミが報道することを鵜呑みにするのではなく、常に疑いの気持ちを持って、本当に正しい情報とは何か?という気持ちをベースに”自分の頭で考える”習慣を身につけていく必要がある。

 

 

 

 

 

 

世相は暗いが、自然は輝いている               2020/5/2

 

 

 

 

 

 

 

世界は大きく変わる

 

今、新型ウィルスの感染拡大により、世界中が大変なことになっている。

世界中のほとんどの人が経験したことがないことが起こっている。

 

子供たちは学校に行けない状態が何ヶ月も続いている。

さぞかし、子供たちも親もイライラしていることだろう。

 

しかし、学校が始まらないから勉強ができないと考えてたら人間としての成長はないだろう。

 こういう想定外のことが起こった時、どれだけ冷静にやるべきことをやれるか....?一見マイナスに見える状況をどうやったらプラスに変えられるか?今はまさに、そういう考え方が大切だと思う。

 

 学校に行けなくても勉強は出来る。つまり、学校では教えてくれない様々なことを家庭で勉強すれば良いのだ。例えば、米のとぎ方、洗濯機の使い方、お風呂掃除のやり方 etc....いわゆる、実践的な生活能力の勉強だ。また、新型コロナウィルスを中心とした感染症やその歴史、予防方法など、家族全員で調べて考え合うのも有意義な時間になるのではないだろうか?

 

 

 これからも、温暖化による異常気象、それによる水害、巨大台風等の自然災害は増えるだろう。大地震もあるかもしれない。まだまだ未知のウィルスも出てくるだろう。このように、社会全体がストレスに満ちあふれているからこそ、これからの時代を生きていくためには、自分の頭で考えて、落ち着いて冷静に対処できる能力が不可欠である。

 特に、この新型ウィルスの出現によって、これからの世界は大きく変わるだろう。経済、政治、教育、働き方など、僕たちのライフスタイル自体が根本的に変わる可能性がある。そういった意味では、今までよりももっと生きづらい世界になっていくだろう。もっと競争が激しくなるだろうし、経済格差も広がるだろう。

 

 だからこそ、今の子供達には、この混沌とした世の中を生き残るだけのサバイバル能力が不可欠だ。人に教えられるからやるというのではなく、現在の置かれている状況から冷静に自分で考え決断し乗り切っていく知恵と体力と精神力。それが不可欠だ。

 だから、僕たち大人には、子供たちがこのような能力を身につけられるようにトレーニングする義務がある。そのためには、まず僕たち大人がお手本を示さなければならない。だから、今この状況でも、僕たちは慌てて不安になっているだけではダメなのだ。

 

 僕たち大人は落ち着いて冷静になり、この難しい状況をどうやったら乗り越えられるか、子供たちと一緒に考えていく時間を持つことが大切だ。学校や仕事が休みになって家族が一緒に過ごせる時間がふんだんにある今だからこそ、このような課題について子供と一緒に考え、サバイバル能力を身につけるためのトレーニングをするには絶好のチャンスでは無いか?

 

 新型ウィルスの感染拡大といった、一見マイナスな状況ではあるが、物事には必ずプラスな面とマイナスな面がある。生きていると様々なことが起こるが、その一つ々々にはメッセージがあると僕は思っている。そのメッセージとは何か?それを肯定的に受け取る力がある人はこれから生き残っていくだろう。その反対に、出来事のマイナス面だけを見て「どうしよう、どうしよう...」といってるだけの人は生き残れないだろう。

 

 物事には必ずプラスな面とマイナスな面がある。

 

 そのどちらを見るか。そのどちらを活かそうとするか。

 その選択の違いが、その人の一生をも決めるといって良いだろう。

 

 

 幸せな人生になるか不幸な人生になるかは最初から決まっているわけで

 は無い。

 

 そのどちらかになるかは、その人の考え方〜「意思」によるのだ。

 

 

 

 

 

気持ち一つで人生は変わる                        2020/5/2

 

 

 

 

 

 

悲しく情けなくなる話....

 

 今日のニュースで、空港の手荷物検査官が、利用客から「荷物を触るな!ちゃんと消毒してるのか?」とか「手で触ったなら消毒しろ!」といったひどい言葉を浴びせられているということを報道していた。それがあまりにもショックで、仕事を辞めていく人もいるという。

 同じような圧痕雑言を浴びせられている宅配業者の方やドラッグストア、スーパーのレジの方の話もたくさんいらっしゃるという。

 

 こういうことを言う人は、一体どういう性格をしているのだろうか?

 僕は信じられないし、百歩譲っても、そういう人たちへの憤りを禁じずにはいられない。

 僕はその人たちにこう言いたい。

 

 『お前さん、いったい何様だと思ってんだ!』

 

 先述の検査官にしても、宅配業者やドラッグストア、スーパーで働いておられる方にしても、見ず知らずの人に近づいて仕事をしなければならない人たちは、毎日「自分が感染したらどうしよう?でも、仕事だから仕方ない。頑張らなくっちゃ」と思いながら仕事をされておられるはず。

 むしろ、その方々の言葉を代弁すれば、「あなたたちこそ感染しているかもしれないのに、なぜそんなひどいことを言うの?こっちは、もっと毎日緊張しながらやってるのよ!」ということじゃないか。

 

 そういう圧痕雑言を平気で言える人は、相手の立場に立って考えられない人たちだ。

 一人の大人として恥ずかしい人たちだ。

 

 

 

 

世の中、おかしくなっちゃってる?                 2020/5/3 

 

 

 

 

 

 

 

何をそんなに....

 

慌てているのか?

 

 もちろん、新型ウィルスによる影響で仕事ができなくなったり、また、不運にも感染してしまった方、もしくはその関係者の方々は仕方ない。そして、ご不幸にもそれで命を落とされた方やそのご関係者の方々は、さぞかし無念だろう。本当に悔しくて悲しくて、このウィルスが憎くて仕方がないだろう。その辛さは、想像するに余りある。

 

 しかし、まだ幸いにも感染していない人....その人たちが、どうしてそんなに慌てたり、不安でどうしようもなくなったり、その不安を大きくして悪口雑言という形で他人に八つ当たりするのか?ドラッグストアやショッピングセンターの店員さんにクレームを言ったり(カスハラ)、他県ナンバーの車を煽ったり、公園で遊んでる子供達に怒鳴ったりする人たちは、内面の不安を他人にぶつけている良い例であろう。

 

 

 「感染するんじゃないか?」「感染したらどうしよう?」「学校はいつから始まるんだろう?」「仕事はどうなるんだろう?」....etc

 様々な不安があるのは分かる。しかし、そのどの不安も答えはあるだろうか?考えて答えが出るものだろうか?

 むしろ、考えば考えるほど不安は大きくなるのではないか?

 なぜなら、いくら考えても、将来どうなるか誰にもわからないからだ。いくら考えても答えは出ないからだ。

 答えが出ないことを考えても不安は増大するばかりなのだ。わざわざ不安を自分で作ったり大きくさせたりしていることになるのだ。

 

 

 では、今僕たちはどうすれば良いか?

 

 まず、現時点でわかっている新型ウィルスの正確な情報を集めること。厚生労働省のHPで仕入れれば良い(ネットの情報は玉石混合で怪しい情報が多い)。まず、敵を知らなければ戦えぬ。ウィルスの概略を知った上で....

 

1 新型ウィルスと言っても、所詮、インフルエンザと同じ感染性のウィル

  ス

2 うがい・手洗いの励行、人との濃厚な接触を避ける、人が集まる場所に

  は行かない、ソーシャルディスタンス(人と2m以上離れる)、マスク

  エチケットを徹底する →  ウィルスは人間の唾液とともに飛沫の形で

  感染する。だから、この感染状況を作らなければいい。 

3 ウィルスに負けない体力、抵抗力をつける(食事、睡眠を十分に摂る)

4 疲労やストレスを溜めない生活をする

5 常に、「自分が感染者かもしれない」という自覚を持って行動する

6 お互いを思いやる

7 必要以上に慌てて不安を大きくしない

 

 僕たちができることは限られてる。そのできること、やらなければならないことをきっちりやっていく。それしかないし、それが最上のウィルスに感染しない方法だ。

 

 できるだけ、ウィルスに「こいつ、厄介なやつだなあ」と思わせるような行動をとればいい。

 

 慌てて不安が大きくなればなるほど僕たちの抵抗力は下がってしまうので、今こそ落ち着こう。

 

 そもそも、新型ウィルスが拡がっていなくても、人生、将来どうなるかなんて誰にも分からないじゃないか?

 

 

 僕たちの明日なんてどうなるか分からないのだから。

 今日一日を、できるだけ楽しく大事に生きよう。

 

 

 

 

 

 

山桜が綺麗だ                         2020/5/3

 

 

 

 

 

 

今頑張ってる若いお母さんたちへ

 

 新型ウィルスがパンデミックになってから、子供達の休校状態がずっと続いている。こんなに長い休校は、誰もが人生で初めての経験だろう。

 

 そんな中、小さな子供たちを抱えたお母さんたちは、さぞかし大変だろう。毎日、不安とイライラと、落ち着いていられない自分への自責感がごちゃ混ぜになって、どうしようもなくなっていらっしゃるのではないだろうか?

 

 こんな時ありがちなのは、つい子供を強く叱ってしまう自分を責めてしまうことだ。

 お母さんだって生身の人間だ。人間というのは喜怒哀楽という感情を持った生き物だ。だから、子供が言うことを訊かなかったり一日中泣いてばかりいたら、イライラするのは当然だ。極めて自然なことだ。それが人間というものだ。

 

 だから、こう考えましょう。

 

 『イライラするのは自然なんだ。むしろ、自分の心が健康だからこそイライラしたり落ち込んだり不安になるんだ。イライラするのは、私が一生懸命子育てをやろうとしている証拠。だから、余り自分を責めすぎないでいこう』

 

 イライラ....ぜ〜んぜん、いいんです!

 落ち込み....ぜ〜んぜん、普通です!

 不安....ぜ〜んぜん、大丈夫です!

 

 僕のクリニックにも、毎日子育てで悩んでるお母さんがたくさんいらっしゃいます。皆さんが異口同音に仰るのは、「こんなに不安定なのは私だけでしょうか?周りのお母さんたちは、皆ちゃんとやってるように見えるのですが....」という言葉。

 

 自分に自信がないと、どうしても周りがよく見えてしまうんですよね。まさに、「隣の芝生が青く見える」状態です。

 

 でも、み〜んな同じです。だって、よく考えてみてください。皆同じ人間なんですよ。そんなにいつも強くはいられない。だから、そんな落ち着いて穏やかに子育てするなんてできませんよ。こんなご時世ですしね。完璧な子育てはマリア様しかできません。僕たち人間は生まれつき不完全ですから、マリア様のようには行かないのです。

 

 だから、まず基本的な考え方は、『不完全でいいんだ』と考えることです。『不完全なのが自然なんだ』と。

 

 では、母親にとって何が一番大切か?

 

 それは、子供に対して「保証」を与えてあげることです。

 「保証」....つまり、「お前は大事な子だよ。かけがえのない子だよ」

 ということを伝えてあげることです。

 

 これさえきちんと伝わっていれば、子供は、どんなにきつく叱られようが一日中ガミガミ言われようが、お母さんが調子を崩して横になっていようが

きちんと育っていくものです。

 

 「先生、どうやって叱って良いかわかりません」「きつく叱ったらトラウマになってしまうのではないか?と思って怖くて叱れません」

 こんな感じで、最近クリニックでよく相談されます。

 

 しつけは大事でしょう?子供が大人になった時、社会のルールの中で生きていかなければなりませんから、してはいけないことをしたり、あまりにもわがままな場合はきちんと叱らなければなりません。時には言葉がキツくなることもあるでしょう。

 

 でも、どんなに厳しく叱られても、子供が「お母さんは自分のためを思って叱ってくれているんだ」ということがわかれば、子供はその叱られた意味を自分で考えて最終的には肯定的に受け取るものです。

 

 なぜなら、「お母さん(やお父さん)に愛してほしい、自分を認めてほしい」(無条件の絶対的な保証)と考えるのは子供の本能ですから。子供が生きていくためには最も大事なことですから。

 

 じゃあ、子供への「保証」はどうやって伝えればいいんでしょう?

 

 最も簡単でストレートに伝わるのは”ハグ”です。一日が終わって子供を寝かせる時にギュッとハグしてあげればいいんです。言葉はいりません。

 もし子供が小学校高学年以上だったら、子供が好きな食べ物を作ってあげるのでもいいし、耳かきをしてあげても良いし、一緒にゲームを楽しんでもいい。また、「今日も一日よく頑張ったね」とか「〜してくれてありがとう」といった具合に、褒めながら子供の自尊心を満たしてあげるような声掛けをしてあげるのも良いでしょう。もちろん、子供が大きくなってもスキンシップがそんなに抵抗がない親子ならハグでもいいですよ。

 

 そうやって考えてくると、お母さんがやるべきことはシンプルです。『子供への無条件の保証』を与えてあげること....これが一番大事な仕事なのです。

 それに比べたら、料理や掃除、洗濯は大したことではありません。適当にやればいい。自分が疲れていたら、お惣菜か何か買ってくればいいじゃないですか。それか、電子レンジでチンすればできちゃう冷凍食品でもいい。

 

 母親(専業主婦)の仕事って、年収に換算すると1,500万円になるそうです。ご主人の年収と比べてみたらどうでしょう?お母さんたちは、毎日これだけの大変な仕事(家事・育児)をやってるのです。ですから、もっと威張っていい。ご主人に対して縮こまる必要はないんです。

 

 やらなければならないことは山積みにあるので、足し算ではなく「引き算」の発想が必要です。つまり、「今日は何を削るか?」という考え方です。そうやって考えてみると、まず一番に来るのは「ハグ(子供の保障)」。二番目には子供に栄養を与えることが来るでしょう。三番目以降はどうだっていい....そう考えましょう。

 

 

 具体的なストレス発散方法はいろいろありますが、まず気分を変えるには場所を移動することです。例えば、洗面状に行き冷たい水で顔を洗うとか、いっそのこと子供と一緒にお風呂に入って遊んでしまうとか....いろいろ自分なりの方法を工夫してみましょう。あるお母さんは、「イライラしたら、車の中で’馬鹿やろー!’って叫びます」とおっしゃってました。これも良い方法ですね。

 

 とにかく、良い母親、しっかりした母親になろうなんて思わないことです。そんなの最初っから無理ですから。

 

 

 人間はもともと不完全。そして、とっても弱い生き物。

 

 この基本は、忘れないようにしてくださいね。

 

 

 

 

明日から仕事が始まる                   2020/5/6

 

 

 

 

 

 

検察庁法改正案


    今国会で、検察庁法改正案を巡り、様々な意見出ていますね。きゃりーぱみゅぱみゅさんや小泉今日子さん浅野忠信さん、宮本亜門さんといった芸能人のそうそうたるメンバーも、今回の改正法案に反対の意思を表明しています。僕も、この改正法案には反対の立場です。

  今回の改正法案の趣旨について、安倍首相は昨日の国会で、「国家公務員や地方公務員の定年を引き上げる上で、検察官の定年延長も一緒にやりましょうということだけなのです。決して、首相の様々な疑惑隠しのためにやるということは全く当てはまらない」ということを述べています。
  また、14日のフジテレビの「とくダネ!」の中で、ラサール石井さんが、「国家公務員の定年延長を決める際に、なぜ検察官の定年延長も束ねるのか?おかしいじゃないですか?」とこめんとしたら、ジャーナリストの田崎史郎さんが、「検察官も国家公務員だからです」と答えました。自民党議員も、そのような説明をもっともらしくしています。


でも、この考え方には三つの問題があります。

   一つは、検察官は一般的な国家公務員ではありません。「国家公務員法」と「検察庁法」があって、法律上でも検察官は国家公務員とは別次元の役職とされているのです。ですから、首相をはじめ与党が国民に説明している内容はごまかしなのです。

  二つ目の問題は、今、新型コロナウィルス感染拡大で国全体がバタバタし、国民は自粛を求められて生活自体が逼迫しているというのに、なぜ今この法案を急いで成立させる必要があるのか?ということです。普通に考えておかしいと思いませんか?まずは、ウィルス感染やそれに伴う経済危機から国民を守る政策をどんどんやっていかなければいけない時なのに、いったい政府は何を考えているんでしょう?

  三つ目の問題は……検察官というのは司法の世界で働いている方で、日本国憲法では、たとえ内閣であっっても口出しはできないことになっています。皆さんもむかし学校で習ったと思いますが、いわゆる「三権分立」という原則です。ですから、もし今回の検察官定年延長法案が通ってしまえば、「三権分立」を犯す憲法違反になるのです。ですから、、先日、日弁連(日本弁護士連絡会)も、改正法案には反対するという記者会見を開きましたね。


   こういう「あれ?なんか変だぞ。どこか不自然だぞ」と感じた時は、相手に何か無理してでもしなければならない込み入った事情があるものです。きっと、内閣にも、そのような切羽詰まった理由があるのでしょう。
 
  安倍首相とその奥さんは、今まで、森友学園・加計学園問題、財務省の文書改ざん問題、桜の会の問題など多くの疑惑の渦中にいました。でも、従来の首相なら、このような問題が起これば辞職に追い込まれていましたが、安倍首相は、内閣人事院で官僚の人事を掌握し、また、自殺者まで出した財務省の文書改ざん事件の際も、操作に入った大阪地検のトップを更迭しました(北海道に飛ばされたそうです)。その結果、自分や改竄を指示した財務官僚の訴追は免れ、森友学園の籠池理事長夫妻だけが訴追されました。また、この事件については、改ざんを指示され実行した近畿財務局の職員が「これはトカゲの尻尾切りだ」という遺書を残して自殺し、今、その妻が国と財務省を訴えています。

  今の東京地検の検事長は黒川弘務さんですが、この方は以前から安倍首相にとたも近い位置にいる人で、永田町では、官邸の番人とか守護神と言われているようです。この方は今63歳ですが、あと2年延長させて安倍首相が抱えている様々な疑惑についての訴追から身を守るために今回の検察官(特に黒川さんの)定年延長を急いでいるのではないか?と言われているのです。政府は強行採決も辞さないようです。安倍首相は、官僚の人事を監視することによって官僚を支配しマスコミにも圧力をかけて、私物化した政治を行なっています。


   こんな横暴が許されて良いのでしょうか?

   
    安倍首相や内閣は、僕の目からは、新型コロナウィルス感染問題よりも自分の保身を優先させることを重要視して政治をやっているようにしか見えません。国民のことはこれっぽっちも考えていないように見えます。だから、安倍さんが記者会見で話す言葉には説得力がないし、僕たち国民の心には響かないのです。

    まあ、官邸にヘコヘコする官邸官僚が書いた原稿をそのまま棒読みしているようでは、心が通った言葉にならないのは当然ですよね。

   


    この国は、いつから民主主義が無くなってしまったんでしょう?

    今の日本は、とてもヤバイ方向に向かっています。

   一党独裁の中国や北朝鮮を責められません。今の日本も、安倍さんを中心とした与党による‘一党独裁政権’だからです。でも、皮肉なことに、その政治家たちを選んだのは我々国民なのです。

  ツイッターで今回の検察官定年延長に反対の意思を表明したきゃりーぱみゅぱみゅさんや小泉今日子さんの所には、「芸能人なのに政治に口を出すな」といったひどい言葉が多く来ているそうです。どうして芸能人が政治に口を出してはいけないのでしょうか?芸能人だって日本国民ですよ!どんな身分の人もどんな職業の人も、自分の意見を言うのは言論の自由で憲法で守られているはずです。そういう批判をする人こそ、日頃から、真剣にかんがえていないのではないでしょうか?なぜなら、誠実に考えている人なら、たとえ自分と違った意見の人がいたとしても、その相違は認めながらも相手の存在を尊重し、礼節を守って自分の意見を言うだろうと思うからです。


    そろそろ、国民は政治に対しても真剣に考え、間違ったことに対してはきちんと怒る姿勢を持たなければならないのではないでしょうか?






初夏の陽気                                                                                                                                 2020/5/14






安倍本丸もついに…

周囲から総攻撃を受けようとしている。

   先週、強行採決を見送られた「検察官定年延長改正法案」。これに対して、検事総長OB、検事長OB、現役の検察官達が訴えた。また、「桜の会問題」では、全国の法律家約600名が東京検察庁に訴訟を起こした。広島では、案里議員の賄賂問題で広島地検が強制捜査に乗り出し、自民党幹部への事情聴取もされているようだ。更に、あの「森友学園の公文書改ざん問題」では、上司から命令されて改善を行い「トカゲの尻尾切りだ」という遺書を残して自殺した近畿財務局の職員の妻が大阪地検に訴えている。

   今まで、自分が行なった不正に対して、証拠を消却・改ざんすることで隠蔽し国民を欺き続けてきたツケが、安倍さんに一気に襲いかかろうとしている。


   安倍さんは、その多くの疑惑について、「自分に疑惑が生じたことは総理大臣として責任を痛感しており、ご批判を真摯に受けとめている。国民が納得いくように、丁寧に説明していきたい」と何度も言ってきた。しかし、それが実行されたことは一度もない。そりゃそうだ。疑惑が真実だから、丁寧に説明してしまったら自分がやった事がバレてしまうからだ。だから、今日現在も、自分にとって都合が悪い物は消却し、他人に責任をなすりつけ、僕たち国民の心に響かないかっこつけで口先だけの言い逃れを繰り返している。

    今の安倍さんの言動や行動を観ていると、普通の感覚では理解し得ないように感じる。行き着くところまで行っちゃったのかな…。国民目線で物事を考えているとは全く思えないし、迷走しているようにも見える。時に、‘哀れ’とさえ思う。


「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色。盛者必衰の理りをあらはす。
   おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、ひとへに春の前の塵に同じ」
   (祇園精舎の鐘の音は、諸行無常の響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという物事の道理を示している。奢り高ぶっている人(の栄華)も長く続くものではなく、まるで(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も結局は滅びてしまう。全く風の前の塵と同じである)

   これは有名な平家物語の冒頭部分だが、今の安倍政権は、まさに平家物語のような悲哀に満ちている。







正義は勝つ                                                                    2020/5/20                                                          






コロナの立場に立ってみれば....

 

以前、こんな話題で綴ったのですが、今コロナウィルス達は、少し困ってると思います。

 

 彼らは基本的に人間の唾液や鼻水等の体液の中に入り、’’飛沫’’という形で次の宿主(感染する個体=人間)に移り仲間を増やします。しかも、侵入経路は人間の口や鼻、目といった極めて限られた場所でしかありません。皮膚に付着してもそこから入り込むことはできないのです。つまり、彼らは、次の条件が揃わないと仲間を増やすことができません。

 

1 人と人が1m以内の濃厚接触をしてくれる。

2 口や鼻といった顔面前部を覆わない。

3 手を洗ったりうがいをしない。

4 栄養や睡眠をとって体力をつけない。

 

 ところがどうでしょう?

 

 今僕たちは、世界的なレベルで、感染予防対策として1〜4の逆のことをやっています。不要不急出の外出を控え、外出してもソーシャルディスタンスで最低でも2mの距離をとっています。さらに、マスクで口や鼻を覆っていますので、さすがにこの状態では飛沫感染はかなり困難な状態になります。さらに、手洗いを励行すればウィルスは水道管の中へ’サヨナラ!’ですし、たとえ、やっとのことで喉までたどり着いてもうがいをすれば外へ吐き出されてしまいます。その上、栄養をとって充分に睡眠を取ることで人間の免疫力は増しますので、ウィルスを撃退する力がつきます。

 

 ですから、今ウィルスたちは大変困ってると思うのです。ザマアミロ!です。

 

 僕たちは、これからも1〜4の逆のこと(つまり、ウィルス達が嫌がること)を行うことが大切です。そういう生活習慣を身につけることによりウィルスたちを徹底的に困らせることができ、思い通りにはならないようにできるのです。

 これが、これからの『新しい生活様式』です。だから、そんなに慌てる必要はないのです。これらのことは、少し意識すれば誰にでもできることですから。

 

 

 

 それにしても、今の社会は少し浮き足立ちすぎていないでしょうか?

 

 不安を煽るマスコミ(特にワイドショー)にも責任があると思いますが、今こそ、僕たちは冷静にならなければならないと思います。上記の1〜4の逆の『新しい生活様式』を習慣化し、落ち着いて行動すること。世間の空騒ぎに巻き込まれないこと。これが大切です。

 

 世間の不安に巻き込まれてしまうから、以前のトイレットペーパー買い占めみたいなことが起きるのです。あれは、必要以上の不安が行動化した現象でしょう。

 

 

 必要以上の不安が続くと免疫力が落ち、高血圧や糖尿病、心疾患、うつ病といった心身の病にかかりやすくなります。それはウィルスたちにとっては好都合です。

 ですから、必要以上の不安は作らないこと。そのためには、TVやネットといった媒体から情報を仕入れすぎないで、ウィルスの特徴を理解しながら冷静に行動することです。

 

 僕たち一人々々がそういう自覚を持って「正しい怖がり方」をしながら冷静に生活すること....それが、今何よりも求められているのではないでしょうか?

 

 

 

 

梅雨っぽくなってきた                    2020/5/31

 

 

 

 

 

 

 

 

もし....

 

 あなたが森の一本道を歩いていたとします。

 道は右側が崖、左側は深い川が流れている。先には大切な人が待っています。

 

 しばらくすると霧が出てきて、たちまちあなたの周りを覆ってしまった。もう5m先も見えません。後ろを振り返っても同じ。

 

 こんな状況だったら、あなたならどうしますか?

 

 大切な人が待っているからどうしてもそこへ行かなければならない。ならば、先に進まなければならない。でも、濃い霧が行く手を阻んでいる。

 

 霧の向こうを見ながら進めば、崖から滑り落ちるか川に落ちて命を落としてしまうでしょう。ならどうする?

 

 ふと足元に目をやると、かろうじて足元は見えます。ならば、足元をしっかり見て、崖や川に落ちないように一歩々々進むしかない。でも、そうすれば、時間はかかりますが、いつかは大切な人の所に行き着くことができるでしょう。

 

 

 今の世界や社会は、新型コロナウィルスによるパンデミック(感染爆発)によって将来が見えません。「学校はどうなるのか?」「仕事はどうなるのか?」「経済はどうなっていくのか?」「僕たちの生活はどうなるのか?」

....僕のクリニックにいらっしゃる患者さんからも、そんな不安を多く聴きます。

 

 でも、将来どうなるかといった問題は誰にもわからないのではないでしょうか?

 ウィルス学の専門家でも経済学の専門家でも、今後世界がどうなるか正確に示すことができる人は一人もいないとい思うのです。なぜなら、新型コロナウィルスは、今まで僕たち人類が出会ったことがないようなウィルスだからです。

 

 つまり、将来どうなるのか?という問いへの答えは無いのです。ということは、将来のことを悩んでも、答えの無い命題を解こうとしているようなもので、そこからは疲労と不安しか生まれません。

 

 ですから、将来どうなるんだろう?とあれこれ考えるのは無駄なのです。それは、先ほど喩えで示したように、霧の先を目を凝らして見ようとしても見えずどうして良いかわからなくなってしまう状態です。そこには不安しかないでしょう。

  

 じゃあどうするか?

 

 自分の足元をよく見て一歩々々進む....つまり、明日や1ヶ月後や1年後のことを考えずに、今日一日のことを考えて一日々々を大切に生きることです。 

 

 そもそも、僕たちの人生そのものが、確実に明日が来ることが保障されていたわけではないじゃないですか?。もしこのコロナウィルスの問題がなかったとしても明日交通事故に遭遇するかもしれないし、病気になるかも知れません。でも、僕たちは、何の根拠もないのに明日があると思って生きてきたのではないでしょうか?実際は、新型コロナのように人生には何が起こるかわからないのです。

 

 『一日一生』

 

 これは。禅で使われる言葉です。文字どおり、「一日を一生と思って生きなさい」ということです。

 

 そうすれば、今この瞬間がとても大事になってくるし、今の時間を大切に過ごすのではないでしょうか?先のことを考えても答えが出ないから不安しか生まれませんが、『一日一生』で生きれば余分な不安は消えます。そして、毎日時間が与えられることに感謝して生きることができます。きっと、人との出会い、人と過ごす時間が愛おしくなるでしょう。

 

 

 

 今僕が心配しているのは、世間のあたふたしている状況に巻き込まれてしまって不安になっている人が非常に多いことです。

 不安はストレスですから、このような状態が続けば、やがて不安の蓄積が疲労となり、うつ病や心身の病を生むのではないか....?それに加え、これから倒産も増え失業者も増える。そういう様々な要因が重なって、今年の秋口頃にはうつ病や自殺が顕著に出てくるのではないか?と心配しています。

 

 そうならないためにも、僕たちは’霧の向こう’を見ようとしてはいけません。何度も申し上げているように、そんなことしたって何も見えないからです。不安とストレスを生むだけだからです。

 

 まずは足元を見ましょう。

 今日一日を大切に生きましょう。

 その一日々々の積み重ねが未来になるのです。

 

 そうすれば、余分な不安や恐れは軽くなり、このウィルスとうまく共存できるようになります。

 感染予防をできる限りきちんと行い、お互いが助け合って一日々々を大事に、できる限り楽しく生きましょう。

 

 

 

 

コロナなんかには負けない                2020/5/31

 

 

 

 

 

 

 

人類とコロナ

 

まだ、国内外で新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。

 

 このウィルスの怖さは、感染していても自覚症状や他覚症状がなく感染力を持ち得るということです。

 

 でも、今の世界状況を見てみると、このウィルスにはもう一つの怖さがあるように思います。

 それは、”人間のこころの分断をもたらす恐怖”です。

 感染拡大によって人々の中に「不安」が芽生え、それが徐々に大きくなってストレスとなり、人のこころの中に、差別、憎悪、妬み、悲哀、焦り、孤独といった”負の感情のウィルス”をまき散らします。そして、それは、人種や民族、宗教を飛び越えて、国、社会、友人、恋人、家族といった僕たちの大切な絆をも分断します。今、全米から世界に広がっている人種差別を発端としたデモや暴動も、先が見えない「不安」がもたらしたものでしょう。

 

 ですから、このウィルスの感染力や毒性だけではなく、僕たちのこころの中に生じる負の感情を落ち着いて冷静に観察し、その感情に振り回されたり巻き込まれないようにすることが大切です。

 

 今、新型コロナウィルスは、人間の科学や知恵によって自由に感染拡大させてもらえない状況になりつつあります。だから、彼らは「不安」という第二の武器によって人間のこころに進入し、人と人の絆を分断することで報復しようとしているように思います。僕たちは、そのウィルスの”作戦”に乗らないように注意しなければなりません。

 

 自分の周囲の人のことはもちろんのこと、国や人種や民族や宗教を超えて、お魔追いやり助け合うことが大切だと思います。

 

 

 

 もし、自分一人だけだったら、自分に「今日も頑張ってるね!」って声を

 かけてあげましょう。

 次に、今、近くにいる人に声をかけましょう。

 そして、その目を世界中に広げて行きましょう。

 

 

 

 

 

昼はもう夏、でも夜は冷える                       2020/6/6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかげさまで…

腰や両下肢の痺れと痛みはだいぶ良くなりました。

    痛み止めが効いてるので、もう以前のように痛みで集中できないことはほぼなくなり、仕事もプライベートも順調にできています。
一時期は、痛み止めによる眠気にも悩まされましたが、薬を変えてからはその副作用もなくなり快適です。

    では、全く痛みがないかというとそうではありません。常に腰は重いですし、特に天気が悪い日は痛みや痺れが出る確率は高くなりますが、それは仕方ないと割り切ってやってます。痛みをとることに拘れば拘るほど痛みに目が向いて悪化するので、痛みとうまく付き合う感覚でやってます。。



    この1年でいろいろなことがありました。大きなストレスとその後の病気、そして新型コロナ…
    でも、その間に随分いろいろなことを学んだと思います。

    これまでの僕は独りで頑張りすぎていました。
「医師なんだから頑張るのが当たり前」と考え、誰にも頼らずに結構無理をしてきたと思います。患者さんには“無理しないでね”と言いながら(笑)。

    でも、今回病気になって、心から独りでは何もできないんだということがわかったし、今までも様々な人たちに支えられ助けられて来たんだということに気づくことができました。‘そんなの当たり前じゃん’と言われそうですが、医師というのは研修医の頃から頑張るように指導され常に現場ではリーダーシップを要求されるので、そんな仕事のあり方が身に染み付いてしまっていたのだと思います。

    でも、歳は待ってくれません。年齢を経るごとに確実に体力は落ちてきていました。若い頃は当たり前のようにこなせていたことが、最近はとても疲れるようになったのです。そこに気付かず無理をした…それが、今回の病を生んだのだと思います。
    いくら頑張っても、自分が倒れてしまったら患者様やスタッフに多大な迷惑をかけてしまいます。


    あまり頑張りすぎなくて良いから、末長く精神科医として仕事をさせて頂く…
    自分を大事にするとはそういうことなんだと、改めて気付きました。


    病気は、自分の在り方を振り返らせてくれるし様々なことを気付かせてくれる。ですから、僕は病気になって良かったと思います。そういう意味では、この1年は僕にとって、辛かったけれどもとても有意義な時間でした。




この経験を生かしながら、もっと深い精神科医療ができるようにしていきたいと思います。


これからも、よろしくお願いいたします。







コロナはまだ猛威をふるってる                                                                                                      2020/6/25